2014年の新年を迎えて

世の中に高齢期の最終段階を迎えて、自分をコントロールできる人は少ないはずである。
又その時期には、自らの深い経験と終末の状況を肉体と精神の自然体に任せて受け入れるのが普通と考えていた。しかし、自らの意思と行動により、最後を迎える人もおられる事を知り、その人の人生観について非常に興味を持たされた。過去には、個人の思想信条を世に、社会に訴える為に武装蜂起したり割腹したりする人も居たが、それとは少し違う様に感じる。最近では周りの人に迷惑が掛からない様に自らの命を絶つ(自殺する)ことがどの年齢でもあることを知り、私自身も終末は少し考える必要を感じた。生きる人間の美的感覚や価値観は個人のものであり、凄い巾と相違を再認識した。