「クラウド」の概念と今後のITの流れについて

昨晩、NHKクローズアップ現代「新情報革命が企業経営を激変」を見て、ショックを受けました。「クラウド」は「雲、大群・多数、暗雲・不安な影」の意味か?初めて聞く概念です。現在の情報処理(PC)は入力した内容を端末にある複数のソフトとハードで処理し、サーバーを介し情報通信し、別のPCで又処理する分散処理と成っている。一方「クラウド」は入力した情報の全てをそのままスーパーコンピュターに接続し、そこで集中処理する。通信の高速度や高処理能力が可能に成ったことと情報の一括管理が必要と成ってきた為、企業経営のビジネスモデルとして分散処理から集中処理へ先祖帰りするとのこと。アメリカの「セールスホース社」と「グーグル社」が提携し、又「マイクロソフト社」も準備している。
長所は巨大スーパーコンピュターが安価で、安全性も高いし、経営の全体像が瞬時に把握し易い。逆に短所は全てを任せるので中毒的となり、最悪時は経営の破綻やコントロールが効かなくなる。しかしこれからのビジネスモデルとしては情報集中・高度化と意思決定の正確・速さが重要と成るので「クラウド」に益々依存する方向は避けられないとのIT記者の話でした。分散処理にはソフトの追加・メンテや高度化の限界が見えてきた事とインターネット上の情報の共有化が進んだため、個人と組織・会社の関係が新しい段階に入ったのではないかと想像されます。具体的には個人と組織の情報の集中管理化・データベース化がどんどん進み、新しい問題と概念が発生するかも。
<情報のオープン・共有化に伴う情報の格差化=新情報革命>