「ノルウエーの森」の映画をみて

今夕、村上春樹の「ノルウエーの森」上映を観て、作家村上さんの実体験かと思った。私と同じ時代の経験と青春を過ごした場面がリアルに描かれていた。内容は精神と肉体、愛情と表現、存在と記憶、男と女の感じ方・考え方の相違、優しさと信頼など多くのテーマを挙げていた。高校生時代の直子の愛人が自殺から、直子の自殺へ、その衝撃は大きいがそれでも生きる学生時代の主人公と5人の女性のやり取りが面白く感じた。特に同時代の感じ方と思いが重なり、少し心が重たくなった。自分の勝手さが余計に見え隠れした。死と生の境は、まだ見えたり感じたりはしない。1967年は私が大学2年生でした。